律動 カンバスにアクリル H194×W225cm 2012
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小山利枝子展 について
20数年前、ふと眼に入った真っ赤な百日草の花の造形性に興味をそそられ真上から見た姿を画面いっぱいに拡大して描いてみた。
その時は些細な思いつきのように思えた花を拡大して描くという方法にのめり込みスタートは六号だった画面は時と共に大きくなっていった。
そのプロセスの中で花びらの輪郭線が山の稜線に酷似している事に気がつき、小さな花の中には悠久の自然が存在していると確信得た時、花は私の生涯のモチーフとなった。
以来花の姿の中に見えてくる美しさを多様な角度から描き続けて来た。
今回の個展では花をモチーフに近年制作したアクリル画の大作をメーンにパステルや水彩でのスケッチ、リトグラフや金紙に墨で描いた作品など多彩な花の姿を展示し、
花が顕している生命の波動に満ちた空間を創りあげたいと思っています
小山利枝子 略歴
1955 長野県長野市に生まれる
1979 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
主な展覧会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1994 VOCA展上野の森美術館東京
偏在する波動,マニラ市メトロポリタン美術館
立ち上がる境界 辰野町郷土美術館、辰野
1997 山種美術館賞展 山種美術館、東京
2001 光とその表現展 練馬区立美術館、東京
日中友好女流画家展,現代中国美術館.小布施
2002 彼女たちが創る理由,長野県立信濃美術館,長野
2004 種子の秘密.文化庁買い上げ優秀美術作品
2006 6の視点展 小布施ミュージアム,小布施
文化庁海外研修制度によりオランダ滞在
2008 絵画のコスモロジー展,多摩美術大学美術館,東京
ドマーニ明日展 国立新美術館
2009 花美と生命のイメージ展 横須賀美術館
未知の記憶 横須賀美術館収蔵
その他 個展グループ展多数
http://www003.upp.so-net.ne.jp/kaigakan/
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