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瀬尾友子×白野有 二人展 「めぐる命」
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2023/10/24(tue)-10/29(sun) 11:00-19:00(最終日は17:00まで)
2F ACT4 月曜休館 |
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瀬尾友子×白野有 二人展 「めぐる命」
■会期
2023年10月24日(火)〜10月29日(日)
11:00-19:00 ※月曜休館、最終日17:00まで
■会場
The Artcomplex Center of Tokyo (ACT)
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9,2F ACT4
TEL 03-3341-3253
E-mail info@gallerycomplex.com
■入場料 無料
※オンラインショップは会期開始初日17時より販売開始いたします。
二人展【めぐる命】
白野 有 ステートメント《作品と言葉》
私が、瀬尾さんと二人展をする事にしたのは、瀬尾さんの絵に、強い感情を抱えた物語性があり、自分の作品との共通性を感じたからです。物語の根源となる事象はそれぞれ全く違いますが、その過去の記憶をきっかけにして、絵の中で物語を再構成しているところに似た方向性を感じました。
私の作品は、自分に見えている現実の事象を目で見つつ、脳内で別の映像を見ていて、その別映像の記憶を再生して描いています。
その映像は、夢の様なフワフワとした心地良いものではなく、想像力の賜物でもなく、むしろ現実で、身体的・精神的苦痛や軋轢を体験した目の前の現実の事象から生まれています。
そして私は、作品のタイトルにこだわりがあり、「絵の文章説明」もします。
しかし、「絵を言葉で説明する愚行」は、よく言われる事ではあります。
感じている事を言葉にした途端、それは別物になってしまいますが、絵はその生の感覚を逃さず表現できると思っています。
同時に、絵の鑑賞者の受け取り方は、それぞれの鑑賞者によって様々に変化するものです。
私は、記憶に在る現実と同時に別に視える映像を、描き、さらに文章や言葉で、それらの映像を強化しています。
ですので、鑑賞者の受け取り方、想像する余白を意識的に制限しています。
私に見えるもう一つの現実の映像を、なるべく正解に伝達したいからです。
私は、現実の事象から見える脳内の別の映像を描き、それを言葉にもして、作品にする事を試みています。
過去の苦しい事象が心に居座り続けること、それが愚かな事だとは思いません。
ただ、その過去の記憶の暗闇の中で、描き、言葉にすることで、希望と未来への小さな光を見つけようとしています。
私達の作品は、怒りや哀しみなどの、負の感情や記憶が心に在り続けながらも、毎年繰り返し花が咲くように、未来へと何度でも繰り返し生きる命が、同時に存在していることを表現したいと思っています。
【プロフィール】
白野 有(Shirono yu)
大阪在住
京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程絵画専攻 修了
連絡先mail arubi203★gmail.com(★を@に変更)
【活動履歴】
【個展】
2023年 3月 「境界-白と黒の黒よりの白-」/gallery hydrangea (東京)
2022年 10月 「線と心象」/SUNABAギャラリー(大阪)
2021年 7月 高槻阪急トリプル個展/高槻阪急百貨店(大阪)
2020年 1月 「見えなくても在る」/SUNABAギャラリー(大阪)
2019年 4月 「OPEN」/gallery hydrangea (東京・曳舟)
2018年 1月 「再生」/SUNABAギャラリー(大阪)
1999年 8月 「swallow 」/Gusto House(神戸)
1997年 10月 「壁画の空間」 /神戸アートビレッジセンター(神戸)
【アートフェア】
2022年 5月 神戸アートマルシェ(神戸メリケンパークオリエンタルホテル)
【グループ展】
2023年
10月 瀬尾友子×白野有 二人展/アートコンプレックスセンター(東京)
7月 真条彩華×白野有 二人展「彼方の佳人」/ギャラリーZaroff(東京)
4月 「ACT小品展2023」/アートコンプレックスセンター(東京)
2022年
12月 企画グループ展「COLORBOI」/MERRY ART GALLERY 本館(横浜)
2月 三人展「畏れ」/画廊 珈琲 Zaroff (東京)
2021年
12月 「終わりの季節」/SUNABAギャラリー(大阪)
10月 「幻想藝術考16」/ギャラリーソラト(京都)
5月 「酔生夢死」/SUNABAギャラリー(大阪)
1月 「常花企画 あしもとにゆらぐvol2」/京都府立植物園
2020年
6月 「Black market」 /SUNABA ギャラリー(大阪)
4月 「あの日見た幻獣」/gallery hydrangea (東京・曳舟)
2月 「人物画四人展 帰らざる日々」/Gallery Zaroff (東京)
2019年
1月「ヴァニタス 静止した生命」/SUNABAギャラリー(大阪)
2018年
12月「虚構博物誌」/SUNABAギャラリー(大阪)
6月「言葉のない絵本」/SUNABAギャラリー(大阪)
6月「大細密展2018」/アートコンプレックスセンター(東京)
4月「第5回魅惑の女性画展」/MERRY ART GALLERY (東京)
1月「ACTアート大賞展」/アートコンプレックスセンター(東京)
1月「新春!魅惑の女性画展」/MERRY ART GALLERY (東京)
2017年
6月 「SUMMER SALE」/SUNABA ギャラリー(大阪)
8月 「ART ROOTS FESTA」/デザインフェスタギャラリー(東京)
2016年
10月 「SUNABAハロウィン2016」/SUNABA ギャラリー(大阪)
6月 「SUNABA国物語」/SUNABA ギャラリー(大阪)
4月 「春の祭典」/SUNABA ギャラリー(大阪)
【掲載誌】
2020年3月発売 「ExtrART file.24」アトリエサード
2019年発売 『Meets regional』竹内厚「街にイルアートな人」
2018年3月発売 「ExtrART file.16」アトリエサード(表紙、巻頭)
2018年3月発売 「The Guide Artists」スペインアート誌
二人展【めぐる命】
瀬尾 友子 ステートメント「呪いの言葉と花」
生きているとさまざまな感情が起こります。後ろ向きなモノに囚われるとロクなことがない。でも、つい囚われてしまう。たとえば誰かから言われた言葉が醜い感情と共に残り続ける。まるで呪いの言葉です。
花のモチーフは展示活動を始めたときから描いています。親しんだ場所で起きた不幸、コロナ禍、あるいは翻訳の仕事や作品づくりでどろっとした感情に飲み込まれそうになるたび、一層意識するようになりました。
当初は作品に小さな人間を描くことが多かったのですが、徐々に「人間を描かずに人間を描く」方向にシフトしました。代わりに中心的なモチーフとなったのが花です。コロナ禍のころから押し花を作り、それらの押し花を使って作品を描くようにもなりました。
また、同じころから睡蓮を育てています。日当たりや土壌のまずさから瀕死の状態でしたが今年に入って無事に花が咲き、モチーフとして取り入れています。水面から立ち上がった花は数日間で水に沈んで溶けていきます。観察していると花粉や鉢の水を求めてハチやトンボ、ハトやスズメがやってきます。まさに命のサイクルです。
本企画はコロナ禍が始まり先の見えない不安でいっぱいのころ、白野さんに声をかけていただき実現しました。表現の方法は全く違いますが、白野さんとは「自分の感情に向き合う」という点で同じ匂いを感じています。
花が枯れても繰り返し咲くように、生きるサイクルは続きます。私の描く花には、そのときどきで感じた気持ちを代弁すると同時に、呪いの言葉に引きずり込まれず、自分のよしと思う場所に留まりたいという強い願いが込もっています。
ご高覧いただければ幸いです。
【プロフィール】
瀬尾 友子(Seo Yuko)
東京在住
東京学芸大学D類美術科卒業
連絡先 YoosekuStu★gmail.com(★を@に変更)
映画『処刑人』に衝撃を受けてファンアートを描く。
以来、10年ほどやめていた創作を再開し、2017年より展示に参加。
また映像翻訳者として映画やドラマの吹替・字幕翻訳を手がける。
【活動履歴】
【個展】
2019年
12月 「橋を渡る」/SUNABAギャラリー(大阪)
【グループ展】
2023年
1月「新春小品展2023」/アートコンプレックスセンター(東京)
4月「ACT小品展2023」/アートコンプレックスセンター(東京)
2022年
3月「人間を描くV」/SUNABAギャラリー(大阪)
6月「Luna展」/アートコンプレックスセンター(東京)
8月「月の砂塵」/gallery hydrangea(東京)
2021年
12月 常花の苑企画「あしもとにゆらぐvol.3」/北山街協同組合(京都)
2020年
10月 グループ展「感謝祭」/SUNABAギャラリー(大阪)
11月 グループ展「黒く霞む刻」/gallery hydrangea(東京)
2019年
5月「Point 05 美術とことば」/SUNABAギャラリー(大阪)
9月「月に眠る華」/gallery hydrangea(東京)
2018年
6月「言葉のない絵本」/SUNABAギャラリー(大阪)
12月「A4の世界VII cherry」/SUNABAギャラリー(大阪)
2017年
12月「サブカルって何よ?」/SUNABAギャラリー(大阪)
●その他(グッズ)
やまねこ翻訳クラブ
20周年記念用、一筆箋デザイン
20周年記念用、会員向けトートバッグデザイン
●主な翻訳作品(吹替翻訳)
●映画
「RWBY」シリーズ(Rooster Teeth&ワーナー)
「ボヘミアン・ラプソディ」(20世紀スタジオ)
「レヴェナント 蘇えりし者」(20世紀スタジオ)
「フェイブルマンズ」(ユニバーサル/スティーヴン・スピルバーグ監督)
「タイラー・レイク」シリーズ(Netflix)
「君の名前で僕を呼んで」(ファントム・フィルム)
「マレフィセント2」(ディズニー)
「ラーヤと龍の王国」ディズニー)
「北極のナヌー」(松竹)ほか
●TVシリーズ
「ハウス・オブ・カード」(Netflix)
「アンネの日記」(NHK版)
「カウボーイビバップ」(Netflix)
「冬のソナタ 完全版」(ソニー)ほか
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