『燦然世界(さんぜんせかい) The Brilliance World』
古来から人々は自然を恐れ風や大地や海や岩や、音、自然現象一つ一つにも名前をつけ、供え物を供え、平安と繁栄を祈っていた。小さな社は原っぱに、山頂に、森の中に、洞穴に、木の根元に、川に、海に、島に…至る所に建てられた。自然の神様は気まぐれだ。どんなにお祀りしても、思い通りになってくれない。それでも人々は、親しみをもち、小さな社に手を合わせた。だが、ある日、何処からか新しいカミサマがやって来た。新しいカミサマはどんな願いもすぐに叶えてくれる。
人々は豊かになり、新しいカミサマに手を合わせた。しかし、新しいカミサマは嫉妬深く恐ろしい。どんな願いも叶える代わり、新しい社を次々に建て、毎日のお祈りを欠かさないと忽ち激しく祟る。人々は祟りを恐れ、新しいカミサマを祀っているうちに、小さな社の神様達のことを忘れてしまっていた。小さな社の神様達は元々は荒ぶる自然の神々。放っておかれた社。忘れられた祭り。干涸びた供え物…。 神様達は自然に戻り、暴れ回った。
人々は困り、新しいカミサマのお世話も出来なくなってしまった。すると、新しいカミサマは人々を救うどころか怒りに震え、激しく祟った。人々は倒れ、残った者は小さな動物に姿を変えて生き延びた。そして、小さな動物達は再び、自然の神様達を鎮め新しいカミサマを止めるため、お供えものを手に、世界中の小さなお社を探して旅に出た…
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○今回は、初のドロウイング作品中心の個展です。
展示作品を掲載した絵本を出展します。
作品から飛び出たような土偶も出します。
さらに、最終日8/28の17:30からは武田尋善(画)&小林拓馬(音・作)による
音画(おんがく)ユニット『二次元パレット』によるライブパフォーマンスを決行!
今回の世界観をライブでも提示します。
・オマケ:みなさんお待ちかねのインド料理は…たぶん適当にやるので、
気が向いたらブログやツイッターなどで告知します。
どうぞ、お楽しみに!!
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